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《1週目》

まずはスタート編!

· お片付けノート
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お片付けノートを始めましょう

はじめまして! mocaと申します。

私は本当に片付けが苦手な人間でした。

2011年の出産でライフスタイルががらっと変わり、自宅で過ごす時間がほとんどになってからは、

片付かない家の中で、片付けられない自分と

苦手な家事と、緊張しっぱなしの育児だけで1日が終わってしまうことに、

ストレスを感じる日々を過ごしていました。

「片付けやすい家にして、余裕をもって過ごせる時間が欲しい…」と

苦手ながらも少しずつ片付けに取り組んでいくうち

ふと見つけたノートに、捨てたものと捨てた理由を書きだしてみたところ、

不思議と毎日、片付けを続けることができました。

もちろんその時は、3週間後に片付けられる人になっているとは思ってもいませんでした。

お片付けノートをつけながら、日々ほんの少しの片付けを続けて3週間を過ぎた頃、

「あぁ、私はもう片付けない日々に戻ることはない。お片付けってこういうことだったんだ…」と

はっきり思えるようになりました。

それからはみるみる家も片付き、収納も使いやすくなり、掃除も短時間できれいになり、

自分に自信がつくのと同時に、自分の時間が持てるようになってきました。

何十年もできなかったことが、あまりに簡単にできるようになってしまい、

どうしてこんなに毎日あたり前に片付けられるようになったのか、本当に不思議でしたが、

それは間違いなく「お片付けノート」のおかげでした。

大嫌いで苦手だった片付け自体に興味を持ち、もっと深く学んでみたいと、

整理収納アドバイザー1級を取得し現在に至っています。

お片付けができるようになった今も、やっぱり私は片付け自体は得意なものではないので、散らかる時は散らかります。他にも趣味ややりたいことがたくさんあるので、片付けだけを一日中やっていたいとも思いません。

「散らかるのはあたりまえのこと、寝る前にでも片付ければ、また簡単にきれいになるから大丈夫!」そう思えるようになったのが、片付けられるようになれた大きな一番の変化だと思います。

片付けが本当に苦手だった私が、簡単に片付けられるようになれた片付け法なら、きっと今、片付けが苦手なことを悩んでいる方にも取り入れてもらいやすいと思いますし、片付けられなくて、そんな自分がイヤで、変わりたくて、でもどうやって片付けていいか分からない…と悩んでたり、

ストレスを感じて自己肯定感が低くなって苦しんでる方にこそ「大丈夫。私もそうだったけど、お片づけ簡単だし楽しいよ」ということをお伝えできればと思います。

お片付けが苦手な人が

ついやりがちなこと

まず始めに『片付け』とは整理・収納・掃に分かれます。
この3つは全くの別物なのです!それに気づいていない方が多いと思います。

整理なくして収納はできないし、整理と収納がうまくいけば掃除も格段にラクになっていくのですが、片付けが苦手な人は「とりあえず、きれいにしよう」と思ってしまいます。ちょこちょこモノをどかして拭いてみたり、部屋の隅にまとめて積んでみたり、

何となく出てるものをたたんでみたり、掃除機をかけてみたり…

そういうことが片付けだと思っちゃうんですよね。

目の前がきれいになっていけば「片付いてきたわ〜♪」と思ってしまうんですが、

実は『お片付け』って、そういうことじゃないんです。。。

片付けが苦手な人はとにかく『整理』『収納』『掃除』の中で一番大事な『整理』が圧倒的にできません。

まず『整理』とは「要不要を判断してモノを減らすこと」なのですが、片付けられない人のほとんどが、モノの処分をいきなり休日などに盛大にやろうとします。元片付けられない人の私が断言します。お片付けが苦手な人は『整理』は一気にやろうとしちゃダメ!!

なぜなら、片付けが苦手な人が盛大なお片付けをしようと思うと、要不要の判断に時間がかかる、興味深いものや思い出のものを発掘してしまい片付けを忘れる、仕分けしようとしてもよけい散らかって途方に暮れる…など良い結果にならないからです。そして多少のゴミと、ただ右から左に動かしただけの大量のモノが残り、「片付かないのは収納が足りないからだ!」と、不必要な収納用品を買いに走ってまたモノを増やしたりもします。

ここからが本番!

お片付けノートのスタートです!

お片付けが苦手な人がいちばんできない「整理」。

これができるようになったら、もうお片付けの8割できるようになったも同然です!ではこれからその整理力が自然と身につく『お片付けノート』のやり方を説明しますね。本当にとても簡単なことです。

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まずノートを1冊用意します。メモ帳でもOK。

片付けが苦手なことを自覚してる方なら、すでに1冊以上は「使ってない、捨ててもいいようなノートやメモ帳」が家の中にあるはずなので、それを使うのがベスト!

そこに日付、捨てたもの、捨てた理由、を書いていきます。

こんな感じです。

10月1日
・100均の製氷皿(使わない)
・フライ返し(あんまり使わない。ふたつあるから古い方)
・雑誌の付録のバッグ(使わない)

以上、やることはたったこれだけです

捨てるのは1日3〜5個くらいで十分。そのかわりなるべく毎日やる。できないときはひとつでもいいです。無理はしない。『捨てた理由を書く』のが最大のコツです。

ブログ等で捨てたものを記録し続けたり写真に撮ったりする方もいらっしゃいます。でもなるべく簡単な方が続けやすいですし、捨ててなくなったモノのことは忘れていいので、文字だけメモする程度で大丈夫です。こんな感じで探してみましょう。

◆普段使うキッチンから「そういえばこれはもう使わない」というモノを毎日3~5個減らす

◆お土産で貰ったけど使わず忘れてた入浴剤やシートパックなどを『使って減らす週間』にする

◆洗面所に置いていたホテルのアメニティなど、何故かとって置いたものを捨ててみる
◆ちょっとだけ容器に残ってただけのモノを使い切ってみる

時間も手間もかからないので「お片付け」と意気込むほど頑張る必要はありません。1日3~5つくらいだと、生活の延長上でひとつ5秒もあれば出来ます。大量に捨てるのと違い、罪悪感も抵抗感もそれほどないはずです。

それから同じ場所も何度でもアタックしてみること。前回は残そうと思ってたモノも、次にアタックするとあっさり「捨て」に回ることも多いです。無理せず日常生活の延長上で、何度でもアタックしてみてください。

もっと片付けたい気分になったら…

そのビッグウエイブは乗らなきゃ損!!!

気分が乗ってきて、もっと捨てたくなったり、お休みの日などに時間をかけて取り組む気分になったときは、ちまちまメモなどしないでどんどんやっちゃってください。ノートには「クローゼット:ゴミ袋45L×3個」などざっくりでも、その成果を記録します。

そして盛大に処分したあとも、毎日3~5個捨てる、は必ず続けてくださいね。3週間もやれば、習慣になります。まずは3週間!ゆるゆる~っとでいいのでやってみてください。

ただ『捨てた理由の記録』は必ずしてください!これが最大のポイントでコツなんです!私はこれで片付けられる人になりました!本当です!

どうして3週間

コツコツ続ける必要があるのか

「ええ~~毎日コツコツやるのが苦手なんだけど…」という方。

よくわかります。私もまったく同じでした。

でも大丈夫!!なぜならモノを減らすのは『勉強』じゃないから。やったらやりっぱなしでいいんです。

覚えておく必要なし
繰り返す必要なし
思い出す必要なし。

毎日「あ、コレいらない」と思ったときにポイするだけです。コツコツ何かを積み上げていく作業とは真逆ですから、ご安心を!

片付けられない人は

基礎練習が必要だった

たぶん「片付け能力」と言うのか、「運動神経」みたいなもので、生まれながらに片付けがすごくできる人もいれば、全然できない人、というのがいるんだと思うんです。もちろん「ふつう」という人も。

できる人は勝手にすごくできる。

適度にできる人もいる。

でも、できない人は自動的にできるようにはならない。できない人は「片付けの基礎練習」が必要だったんです。

片付けられない人が

なぜ片付けられないのかを

自転車に例えてみます

自転車には乗れますか?

「乗れます。」という方も、乗れなかった頃がありましたよね。自転車に乗るための練習をして、なんとかフラフラと漕ぎ出して、そのうちスーッと乗れるようになる『感覚』を体で覚えましたよね。

今となっては、自転車に乗り、普通に漕いで、目的地までたどり着くのは当たり前にできること。そして一度乗り方を覚えれば、今後も乗り方を忘れることはないでしょう。

それと同じように「これからも自転車に乗ることができる=これからも片付けられる」ようにになるのが目標です。そのために、お片付けの自転車に乗れるための練習をするんです。

片付けが苦手=自転車にうまく乗れない

ボロ…

片付けが苦手な人というのは自転車に乗ることに例えると、

「もともと自転車の乗り方を覚えていないのに、メンテナンスの悪いギコギコの自転車に乗って、

目的地までなんとか移動してみるものの、いつも疲れて息切れしてしまうので、どんどん自転車に乗るのが嫌になっている」こんな状態です。

お片付け上手=自転車を乗りこなしている

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一方、もともと片付けが大好きで、趣味が高じて整理収納アドバイザーになったり、掃除片付けブログなどで見事にそろえた美しい収納などをやっている方々は「生まれながらに自転車に乗れるか、もともと自転車に乗る才能があり、ものすごく性能のいい自転車に乗って、きめ細かいメンテナンスやパーツを常にチェンジし続けている、《自転車に乗ること自体が趣味》の人」です。

素敵ですし、憧れますよね。「あんな素敵な自転車に乗って、同じパーツを付けたりすれば、私も自転車が趣味になるかも!」って思いますよね。

同じように、「同じような片付け方をして、同じ収納用品を買えば、私もお片付け上手になるかも!」私もそう思って、長い間たくさんの失敗をしてきました。凄すぎる人の片付け方や、細かい収納用品や収納術だけを真似しても、いつまでたっても私の自転車は走りやすくはなってくれませんでした。

そもそも自転車乗ること自体ができないのに、乗る練習をしていないので、自転車本体をどんなにいじっても、乗りこなせるわけがなかったんです。

「お片付け苦手」を自覚してるなら、まずは普通のママチャリを普通に漕げるようになれれば十分十分!

まずは自転車を漕ぐのに必要な「感覚」を身につけること=『整理力をつける』
まずはこれがいちばん大事。お片付けノートでとにかく毎日ちょっとずつ、不要なモノを減らす。処分したものと、その理由を記録する。これを1日数分、続けてみてください。お片付けという自転車に乗る練習は、本当にこれだけです。

不要なモノが減るのと同時に、必ず「感覚」が芽生えてきます。「お片付けってこういうことだったんだ!」という感覚が、自分の中で確かに感じられる時がきます。「お片付け」という自転車をスイスイ乗れるようになるまで、約3週間です!

まずはとりあえず1週間を目標にぜひ、気負わず気軽にやってみてください!

1週間やってみた後に、次の2週目の記事を読むことをオススメします。

部屋が片付いているのが気持ちが良いのはあたりまえのことです。

それより100倍ぐらい気持ちが良いのは、自分が片付けられる人間になっていっていることを実感できることです!ぜひ楽しみながら、続けてみてくださいね!

それではお片付けノート

1週目スタートです!

【お片付けノートが書籍になりました!】

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「子供の頃からお片付けが苦手」

「自分なりに片付けているけど片付けがうまくならない」

「世の中の片付け法のハードルが高すぎると感じる」

「でもいつでもゆったり過ごせる片付いた家にしたい・・・」

そう思う方は、ぜひお片付けノートにトライしてみてください。

お片付けノートでの片付けの練習は、自分がコーチであり生徒です。自分から教わることは、自分がいちばん理解できます。「片付けられる人が日常的にやっていることはどういうことなのか」その答えが、片付けられない人だったはずの自分の中にあったと、必ず気づくことができます。

そしてそのころにはすっかり片付けが習慣になっていることに、きっと驚くはずです。